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中華・ラーメン店のメニューの作り方

中華とラーメンは、同じ「中華系」でもメニューの設計がまるで違います。 中華料理店は品数が多すぎることが問題で、ラーメン店は品数が少ないぶん一品ずつの見せ方が問題になります。
このページでは、その両方について、載せ方・並べ方と、A4 の PDF にするまでの手順をまとめます。

1. 中華とラーメンで、やることが違う

中華料理店 — 束ねて減らす

町中華や本格中華は、前菜・一品料理・麺・飯・点心と、放っておくと80品を超えます。 A4 一枚に押し込むと文字が小さくなり、結局よく出る10品しか注文されません。

やることはカテゴリーを減らして束ねることです。 「炒め物」「揚げ物」「煮込み」を一品料理に、「ラーメン」「焼きそば」「あんかけ」をに束ねる。 見出しが減るぶん、そのまま品目の入る余地が増えます。

ラーメン店 — 主力を大きく出す

ラーメン店のメニューは、多くても20品程度です。 問題は詰め込みではなく、看板の一杯が他と同じ大きさで並んでいること。 主力を大きく、トッピングや副菜を小さく、というメリハリを付けるだけで注文が動きます。

MenuFits では、主力に「★ おすすめ」タグを付け、写真を入れ、 それ以外は文字だけにするのが手早い作り方です。

券売機がある店も紙は要ります。 券売機のボタンは並べ替えが効かず、説明も入りません。 壁や卓上に A4 の紙が1枚あるだけで、券売機の前で迷う時間が減ります。

2. 写真を載せるか

中華は写真の効果が出やすい業態ですが、全品に付けてはいけません。 1品あたりの面積が増え、載る数が半分以下になります。

ラーメン店なら、主力3〜5品に絞って写真を付ける効果は大きいです。 写真を主役にした紙面にするなら ALBUM(写真メニュー)デザインが向いています。

写真の撮り方は「明るさ」だけ気にする

加工の技術より、明るさのばらつきのほうが安っぽく見えます。 窓際の自然光で、同じ時間帯にまとめて撮ってください。 MenuFits に入れた写真は自動で圧縮されるので、スマホで撮ったままの画像で問題ありません。

3. セットと単品の見せ方

組み合わせを全部書かない

セットは掛け算で増えます。麺10種 × ご飯もの4種を全部書けば40行です。 これをやると紙面が破綻します。

やり方は簡単で、差額で書くだけです。

麺類はすべて +350円で「半チャーハン・スープ・搾菜」のセットにできます

この1行を麺のカテゴリーの下に置けば、40行が1行になります。 お客さまも「どの麺でもセットにできる」ことがすぐ分かります。

ランチセットは別枠にする

ランチセットだけは、単品と混ぜず独立した枠にしてください。 来店動機がまったく違うためです。時間の条件(11:00〜14:00 など)も、その枠の中に書きます。

数量と単位を書く

餃子は「6個」、麺は「大盛り可」のように、量が分かる情報を短く添えてください。 量が分からない品は、はじめての人に注文されにくくなります。

4. トッピングと大盛りの書き方

ラーメン店で紙面が散らかる最大の原因が、トッピングを品目に混ぜることです。

トッピングは一箇所にまとめる

各ラーメンの下に「味玉+120」「チャーシュー+250」を書くと、同じ行が何度も出ます。 トッピングは独立した小さな枠にまとめ、そこだけを見れば全部分かるようにしてください。

大盛り・替え玉は価格を明記する

「大盛り無料」なのか「+100円」なのかは、必ず書いてください。 口頭の運用にすると、スタッフによって案内が変わります。 替え玉がある店は1玉ごとの価格と、注文の仕方(券売機か口頭か)まで書いておくと現場が楽になります。

「無料」は目立たせすぎない

無料オプションを大きく書くと、そちらばかりが注文されます。 有料トッピングと同じ大きさで淡々と並べておくほうが、結果として客単価は落ちません。

5. 辛さの表記

辛さは3段階までの記号にするのが読みやすく、厨房も回ります。

辛 / 辛辛 / 辛辛辛 (辛辛辛はかなり辛口です)

5段階、10段階と細かくすると、お客さまが選べなくなり、 「3番と4番はどう違うの?」という質問が増えて、かえって時間を取られます。

記号の意味は、紙面のどこかに一度だけ説明を置いてください。 各品目の横に毎回説明を書くと、それだけで数行を失います。

「痺れ(花椒)」と「辛さ(唐辛子)」を分けている店は、記号も分けるべきです。 麻婆豆腐や担々麺を売りにしている店では、ここが選ばれる理由そのものになります。

6. ランチとディナーの作り分け

同じ紙に両方を載せると、時間帯の条件書きが増えて読みにくくなり、 時間外の注文をめぐるやりとりも増えます。紙を分けるのが確実です。

MenuFits では、内容を打ち込んだうえで名前を付けて保存しておけば、 ランチ用・ディナー用を何通りも切り替えられます。 名前を付けた保存枠は無料で1枠Pro では枠数の制限がなくなります。 無料の範囲でも、「ファイルに保存(.json)」でパソコンに置いておけば同じことができます。

値上げは紙ごとまとめて。 1品だけ上げると、その品だけ高く見えます。仕入れが動いたときは、 カテゴリーごと、あるいは紙面ごとまとめて改定するほうが、結果として抵抗が小さくなります。

7. MenuFits で作る手順

STEP 1

中華のサンプルを開く

中華のサンプルを開くと、朱色を効かせた SHU / 朱 が中身の入った状態でひらきます。 無料で使えるデザインです。

STEP 2

カテゴリーを束ねてから打ちかえる

先にカテゴリーを5つ以内に決めてから、品目を流し込んでください。 あとから束ね直すより速く終わります。カテゴリーにマウスを乗せると 頁+ でカテゴリーごと次のページへ送れます。

STEP 3

2段組みで数を稼ぐ

品名が短い中華の一覧は、2段組みと相性がよく、1段のときの1.7倍前後が入ります。 ただし説明文を入れると2段は崩れやすいので、2段にするなら説明は落としてください。

STEP 4

A4 の PDF にする

「PDF/印刷する」から印刷画面をひらき、送信先を「PDF に保存」に。 詳細設定の「背景のグラフィック」に必ずチェックを入れてください。 SHU の朱色の面は背景として描かれているため、外すと白く抜けます。

よくある質問

中華のメニューに写真は載せたほうがいいですか?

看板料理とセットものに絞ってください。全品に付けると載る数が半分以下になります。 ラーメン店のように品数が少なければ、主力3〜5品に付ける効果は大きいです。

セットメニューはどう見せるのが分かりやすいですか?

「単品+○○円でセットに」という差額表示にしてください。組み合わせを全部書くと掛け算で増えます。

辛さはどう表記すればいいですか?

記号で3段階までに。5段階以上は選べなくなり、質問が増えます。

中国語や英語の表記も入れられますか?

入れられます。品名の下の説明欄に併記するのが手軽です。 ただし全品に併記すると行数が倍になります。観光客の多い立地なら、主力だけに絞るか、 別紙(2ページ目)に翻訳版をまとめるほうが読みやすくなります。

券売機の写真と紙のメニューを揃えたいのですが

紙のほうを「並び順の正」にしてください。券売機のボタン配置は変えにくいので、 紙で説明と順番を補うほうが、結果的に手間が少なくて済みます。

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