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カフェのメニュー表の作り方

カフェのメニューづくりで時間を食うのは、デザインではありません。「何を載せて、何を載せないか」と「どの順に並べるか」です。 ここが決まってしまえば、紙面に流し込むのは15分ほどで終わります。
このページは、そこを決めるための順番と、実際に A4 の PDF にするまでの手順をまとめたものです。

1. 決める順番

先に紙のデザインを選ぶと、たいてい作り直しになります。中身 → 並び → 見た目の順で決めてください。

  1. 載せる品を決める — まず全部書き出して、そこから削ります。
  2. カテゴリーを決める — 3〜5個。多いほど探しにくくなります。
  3. 並び順を決める — カテゴリーの中の順番までここで決めます。
  4. 枚数を決める — 片面1枚か、表裏か。
  5. 見た目を選ぶ — ここでようやくデザインを触ります。

A4 一枚に収めるなら、ドリンク15〜20品、フードとデザートで10品前後が目安です。 これを超えると文字を小さくするしかなくなり、読みにくさのぶんだけ注文が減ります。 削る基準は好みではなく実績です。直近3か月で1日1杯も出ていない品から落としてください。 「一応載せておく」の積み重ねが、いちばん紙面を殺します。

季節限定は別枠にする。 本体に混ぜると、入れ替えのたびに全体の行数が変わって組み直しになります。 限定品は下部に小さな枠でまとめるか、卓上の小さな紙に分けるほうが運用が楽です。

2. 並べ方 — 探される順に置く

カフェのお客さまは「何を飲むか」から入る人がほとんどです。ドリンクを先頭に置くのが基本形になります。

カテゴリーの切り方

迷ったら次の形が無難です。多くのカフェがこの順で落ち着きます。

カテゴリー名は英語でも日本語でもかまいませんが、どちらかに統一してください。 「COFFEE」と「軽食」が並ぶ紙面は、それだけで素人っぽく見えます。

カテゴリーの中の順番

安い順・高い順のどちらでもなく、売りたい順に置くのが実務です。 とくに各カテゴリーの先頭2品は目に入る回数が段違いに多いので、 利益率が高いもの、または店の看板にしたいものを置いてください。 MenuFits には「★ おすすめ」タグがあります。ただし紙面全体で3つまでにしてください。 5つ6つと付けた瞬間、どれもおすすめでなくなります。

3. ホット・アイスとサイズ違いの見せ方

カフェのメニューがいちばん散らかるのがここです。同じ品名が何度も出てくると、行数だけ増えて読みにくくなります。

ホットとアイスは1行にまとめる

「カフェラテ(HOT)」「カフェラテ(ICE)」と2行に割るより、 1行にして価格を2つ並べるほうが読みやすく、行数も半分で済みます。

カフェラテ    HOT 550 / ICE 600

価格差がないなら、いちいち併記せず、カテゴリーの見出し下に 「HOT / ICE 同価格」と一度だけ書けば足ります。

サイズ違いは2段までに

S / M / L の3段は、カフェの規模だと持て余すことが多いです。 レギュラーとラージの2段に絞ると、紙面も注文時のやりとりも軽くなります。 3段にするなら、価格を右端で縦に揃えること。桁がばらつくと一気に安っぽくなります。

オプションは最後にまとめる

ミルクの変更、シロップ追加、豆の指定といったオプションは、各品目に書かず、 ドリンクの最後に小さな囲みで一括にします。 MenuFits では説明文の欄か、下部の自由配置ブロックを使ってください。

4. 価格の書き方

税込で書く

店内で提供する飲食物の価格は、原則として税込の総額表示が必要です。 税別価格を大きく出して税込を小さく添える形は避け、税込を主に書いてください。 テイクアウトと店内で税率が変わる場合は、その旨を注記しておくとトラブルが減ります。

「¥」と「円」を混ぜない

紙面の中で表記を混ぜないでください。数字だけで通すのがいちばんすっきりします。 その場合は「価格はすべて税込です」を紙面のどこかに一度書いておけば十分です。

桁を揃える

480 と 1,200 が並ぶとき、右端で揃っていれば読めます。左端で揃えると読みにくくなります。 MenuFits のデザインは価格を右端で揃えるように組んであるので、 数字だけを入れれば勝手に揃います。手で空白を入れて調整しないでください。

値上げのときは全部いっぺんに。 1品だけ上げると、その品だけ相対的に高く見えます。 カテゴリーごと、あるいは紙面ごとまとめて改定するほうが、結果として抵抗が小さくなります。 直したメニューは、価格だけ差し替えて刷り直せば済みます。

5. 写真を載せるか

結論から言うと、カフェのメニュー表に写真は必須ではありません。 写真を入れるなら、次の判断でだいたい足ります。

全品に写真を入れると、1品あたりの面積が増えて載る数が半分以下になります。 写真を主役にした紙面にするなら ALBUM(写真メニュー)デザインが向いています。 逆に EDITORIAL(ミニマル・カフェ)は、文字だけで成立させる前提の組みです。

写真は明るさだけそろえてください。加工の技術より、明るさのばらつきのほうが安っぽく見えます。 MenuFits に入れた写真は自動で圧縮されるので、スマホで撮ったままの大きな画像でも問題ありません。

6. MenuFits で作る手順

STEP 1

カフェのサンプルを開く

カフェのサンプルを開くと、カテゴリーと品目が入った状態から始められます。 白紙より速いのは、行数や文字サイズの当たりがすでに付いているからです。

STEP 2

上から順に打ちかえる

紙の上の文字を直接クリックして打ち替えます。品名にマウスを乗せると ↑↓(並べ替え)(複製)(追加)(削除)が出ます。 似た品目は複製が速いです。間違えたら Ctrl+Z(Mac は ⌘Z)。

STEP 3

収まらなければ削る

はみ出したときの直し方は3つ。文字サイズを下げる/2段組みにする/品を削る。 カフェの場合、削るのがいちばん効きます。文字を小さくして詰め込んだ紙面は、 品数が多いぶんだけ選ばれなくなります。

STEP 4

A4 の PDF にする

「PDF/印刷する」から印刷画面をひらき、送信先を「PDF に保存」に。 詳細設定の「背景のグラフィック」に必ずチェックを入れてください。 入れないと背景の色や柄が飛びます。用紙 A4・余白なし・倍率100% も確認します。

7. つまずきやすいところ

PDF が白い紙になる

印刷画面の「背景のグラフィック」が外れています(Safari では「背景を印刷」)。 ブラウザの既定がオフなので、毎回チェックが必要です。

写真を入れたのに紙面に出てこない

KINARI(和・縦書き)と LUMIERE(コース)は、品目写真を出さない設計です。 カフェで写真を使いたいなら ALBUMEDITORIAL を選んでください。

作った内容が消えた

データはお使いのブラウザの中だけに保存されます。 ブラウザのデータ消去、プライベートモード、別の端末からのアクセスでは見えません。 できあがったら「ファイルに保存(.json)」で手元に控えておいてください。

お店のロゴを入れたい

表紙や自由配置ブロックに画像として置けます(Pro)。 無料の範囲でも、店名の書体と大きさを変えるだけで、だいぶ店の顔になります。

よくある質問

カフェのメニューは何品くらいが適正ですか?

A4 一枚なら、ドリンク15〜20品・フード+デザートで10品前後が目安です。 これを超えると文字を小さくするしかなくなり、かえって注文が減ります。

ドリンクメニューだけを別の紙にしたほうがいいですか?

席数が多く回転が速い店なら分けたほうが速いです。 個人店の規模なら、A4 一枚に収まるうちは分けないほうが管理が楽です。 分けるなら、無料の範囲でも2ページまで作れます。

ラミネート加工はしたほうがいいですか?

ドリンクをこぼす前提の卓上メニューなら有効です。ただし差し替えが面倒になります。 季節で内容が動く店は、コピー用紙で刷って気軽に貼り替えるほうが結果的にきれいに保てます。

スマホだけで作れますか?

作れますが、PDF にするところまで含めるとパソコンのほうが確実です。 内容の打ち込みだけスマホで済ませ、出力は後でパソコンから、という進め方もできます。

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